こんにちは、下山です。
日経平均株価が上昇したり下落したり・・・ウロウロしています。
おそらくこのような状況下で、思うように利益を獲得できず、困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
つい先日までは「とりあえず買っておけば利益が出る」という「美味しい相場」だったわけですが、傾向が変わって、相場に振り回されている方もいらっしゃると思います。
でも、年間の7割以上は概ねレンジ相場ですから今みたいな相場状況でも安定した利益を獲得することはトレーダーとして外せません。
ということで本日はトレンド相場だろうとレンジ相場だろうといかなる相場においても安定的に利益を獲得することができる「波乗り投資法」のポイントを公開いたします。
テーマは「なぜ1日1回3分以内のトレードで利益が出るのか?」です。
あなたが今後「波乗り投資法」を使わないにしても役立つ話をさせていただきますのでぜひ最後までご覧いただき、参考にしていただければと思います。
なぜあんなズボラなトレードで利益が出せるんだ?
以前、自分が普段どのような1日を送っているのか自宅での過ごし方を一部始終撮影されたことがありました。
「何も起こらなくて面白くないから、家なんか来なくて良いですよ」とあらかじめ言っていたにも関わらず、「それでも良いから」と言って土屋さんが自宅まで無理やり押しかけてきました。
そして案の定土屋さんはヒマすぎて、文句ばっかり言って早々に帰っていきいました・・・無理やり押しかけておいて本当に勝手な人です・・・(笑)
まあそれは良いのですが、その動画は株アカデミーの紹介動画の中に含まれているのですがけっこうな反響がありまして。
あの日は土屋さんが来るからということで朝早く起こされましたが、その後昼寝して15時前に適当に相場を見て利益確定し、ゲームして・・・という感じだったので、「あんな生活したい」という好意的なご感想もありましたし、逆に「ありえない」という批判っぽいご感想もありました。
ただ、一貫して大多数の方は「あんなズボラなトレードで利益が出せるんだ!」と驚きと疑問を持たれたようです。
株価を1,2分で確認して利益確定した以外は昼寝をしているかゲームしているか、腕立て伏せをしているか、そんな感じでしたからね。一般常識から考えればあんなやり方で利益が出るなんて絶対にあり得ないことでしょう。
1日1回3分で利益が出るなんてあってはいけないことなのかもしれません。
相場に張り付く無駄
でも自分からすれば、「何時間もチャートを見続けて本当に利益出せるんですか?」と、逆に問いたいですね。
何時間も相場に張り付いて神経すり減らして頑張った結果、結局「大損失」を出して・・・そんなトレーダーの方は山のようにいらっしゃいますよね?
そういった現実を見れば何時間も相場に張り付くことが結局利益につながらないことは明らかです。
こう言うと、「いや、相場に張り付いて勝っている人もいるでしょ?」とおっしゃる方がいます。確かにいます。著名投資家であるBNFさんとかCISさんとか、相場に張り付いて100億単位の利益を得ているようですね。
ただ、そういう著名投資家の名前を挙げて「実際に稼げている人がいるじゃないか。だったら私にもできるはずだ!」と言うのは、オリンピックの金メダリストを例に出して、「あの人だって結果出しているから私にもできるはず」と言うことと変わりません。
以前、BNFさんが「自分はただの株オタクですから」ということをおっしゃっていましたが、才能もさることながら、株にかける時間と思いが異次元であり、普通の人が同じように相場に張り付いても同じ結果にはなりません。
二手先、三手先まであらかじめ考える
いかがでしょう?
「相場に張り付くことが無駄な行為である」ということを少しはご理解いただけたでしょうか?
大前提としてそのことをご理解いただけたと信じてここからは1日3分のトレードで自分が利益を出せている理由について話を進めます。
自分が1日3分のトレードで利益が出せている理由について一言でお伝えするとしたら、「あらかじめやることを決めているから」ということです。
「この価格を超えたら買う」とか「この価格を下回ったらこのポジションを決済する」とかあらかじめ戦略を決めているので、パッと株価を確認し、決めていた通りのことをしてそれで終わりです。わざわざチャートを見ることもありません。
どういう戦略を立てているのか、ということはまた気が向いたら詳しくお伝えしますが、いずれにしても、あらかじめ絶対に間違いない戦略を立てておいてそれに従い淡々とトレードをしているので余計な時間がかからないのです。
そしてこれはどんな手法を使うにしても非常に大切な考え方です。
多くの方はチャートを開いて想定外に株価が下落しているのを見て初めてロスカットしようかどうか悩み、その場しのぎのトレードをされます。
都合の良い方向に相場が動くと信じ込んで、想定外に相場が反転するとあたふたする、というトレーダーとしてあるまじきトレードをされている方が本当にたくさんいらっしゃいます。
ぜひこちらの記事を読まれている方はそのようなことが無いようあらかじめ次の手を考えてトレードすることを心がけてください。
ちなみに自分の場合は、次に何をするか、ということだけではなく二手先、三手先まであらかじめ考えた上で毎日株価をチェックします。
そういった意味において、相場は将棋やチェスなどと近いものがあるような気もしますね。
1日1回しか株価をチェックしない理由
では最後にもう1つ、なぜ株価の確認が1日1回で良いのか?頻度に関する理由もお伝えしておきましょう。
1日1回しか株価をチェックしない理由は・・・「面倒だから」「そもそも必要無いから」ということもありますが、「変な気を起こさないため」ということもあります。
人間ですから株価を見たらトレードしたくなってしまったり、当初予定していなかった行動を選択してしまうこともあります。
ポジポジ病とも言われますが、ポジションを持たないと気が済まない方も大勢いらっしゃいます。ですからそういった事故を防ぐためにも1日1回しか株価をチェックしないのです。
『買ったら忘れろ』という相場の格言がありますが、株価が気になって無駄に何度もチェックする人はロクな実績を出せません。どこかで必ず余計なことをしてしまい、痛い目に合うパターンが大半です。
きちんとしたトレード戦略が立てられているのなら、株のことなんて忘れておけば良いのです。ただ、そうは言っても株価を事あるごとにスマホでチェックしてしまう癖は簡単に治るものではありません。
そこで、「どうしても株価が気になって何度も何度も確認してしまう」という方に向けてあるデータを紹介しておきます。
株価チェックの多さが精神的ダメージを与えて負けに繋がることを示す数学的データをダイヤモンド社から出版されている『まぐれ』という書籍を参考に紹介させていただきます。
例えば「短期国債」を買うことで年率15%上回るリターンが期待できるとします。
誤差は年率10%。サンプルが100本あれば そのうち68本は 5~25%に収まると期待できる、と仮定します。
この条件下において20年間、短期国債を運用した場合、1年に1回だけ収益をチェックして勝っている確率ってどれくらいだと思いますか?
言っていることが分かりづらいかもしれませんが、例えば1年に1回しか収益をチェックしないのなら 20年間のうちどれくらいの確率で勝っているでしょう?ということです。
答えを数学的に計算すると、勝率は97%になります。つまり、確率的に言って「勝っている年は19年、負ける年は1年だけ。」ということです。
では1ヶ月に1回チェックした場合はどうでしょう?勝っている月は67%負けている月は33%です。
1分間に1回チェックした場合の勝率は50.17%です。
つまり、何が言いたいかというと・・・
「収益をチェックする頻度が多ければ多いほど、チェックした時に負けている可能性が高くなる」ということです。
言い換えれば「相場をチェックすればするほど精神的ダメージを受ける可能性が高くなる」ということですね。
もちろん精神的ダメージを受ければ受けるほど負ける可能性は高くなることでしょう。
1日1回3分以内のトレードで7年負けなしです。
話をまとめましょう。
本日は「常識にとらわれない」ということと「トレードは1日1回3分で十分」ということをお伝えしました。
思うのですが、大多数の方は常識から外れた行動を選択することを必要以上に恐れます。
大多数の人は他人と同じことをして安心感を得る一方で、マジョリティーから外れた行動を選択することを極端に嫌がります。
ですから、本日の話を受け入れられない方も多いでしょう。別に自分はそれでも構いません。どう思おうとあなたの勝手です。
ただ、最後に一つだけ言わせてもらいますが、実際に自分は1日1回3分以内のトレードで7年負けなしです。
それでは本日も最後までご覧くださいましてありがとうございます。
1日1回株価をチェックするだけで気づけばお金が貯まっている、そんな人生をあなたが実現されることを心から願っています。
下山敬三




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