こんにちは、下山です。
人生において勝負は常に付いて回りますが、いかなる勝負においても確実に勝利するために最も大切なことは何でしょうか？
孫子の兵法はこう教えます。
勝利する軍は、
最初に勝つための条件を固め
勝利を確実にしてから戦場に行き
戦っているだけである。
反対に、敗北する軍は、
最初に一か八かで戦場に赴き、
その場で勝利を追い求める。
つまり、勝利を確実におさめるためにはあらかじめ勝つことを確定させることが重要である、ということです。
聞いてしまえば当たり前のことですね。
ただ、相場という戦場において実際にこれを実践できているトレーダーはほぼ皆無です。
大多数のトレーダーは利益が出るか出ないかよく分からないタイミングでなんとなくチャンスだと思ってとりあえずエントリーしてみたり・・・
「間違えだったらロスカットすればいいや」という安易な気持ちでまさに一か八かの負け戦を繰り返しているのです。
結果、あっけなく相場から退場させられ続けます。
あなたがトレード経験者ならきっと思い当たる節があるのではないでしょうか？
もし思い当たる節があるのなら、今日からでも「勝つことがあらかじめ確定している戦略を立てる」ということを意識されるべきです。
「エントリーした瞬間に勝利は確定している」という状態になるまではエントリーしない、くらいの覚悟を決めるべきですね。
「でもトレードであらかじめ利益を確定させるなんて不可能でしょ？」と思われるかもしれませんが、自分は、常に先行きが不透明な相場の世界においてもまさにあらかじめ勝利が確定した戦略を立てた状態でトレードをし、その結果、実際に7年間負け無しで利益を獲得し続けています。
最初から利益が確定しているので株価チェックは1日に1回すれば十分ですし、
また、精神的ストレスも一切ありませんので、日々ゲームをしたりTVを見たり、漫画を読んだり好きなようにぐうたら過ごし、お金が証券会社の口座に入ってくるのをただ待つ日々を過ごしています。
信じられませんか？
そんなあなたのために、勝利をあらかじめ確定した状態でトレードするために自分がどのような戦略でトレードを行っているのか本日はその一部を特別に明かしましょう。
ブラックマンデーは必ず再来する
そういえば・・・、
明後日はブラックマンデーが起こった1987年10月19日からちょうど30年目の日です。
ブラックマンデー当日、どれだけ相場が暴落したか、ご存知でしょうか？
ブラックマンデー当日、ダウ平均は22.6％下落し、日経平均株価は14.9%下落し、実際の株価で言うと3,836円も大暴落しました。
想像できますか？
仮に今また同じような暴落が起こり、日経平均株価が約15%下落すればたった1日で約3,000円も下落する計算になります。信じられない暴落ですよね・・・。
でも、今もしあなたがここで「たった1日で3,000円も下落したらどうしようもないな」と思われたとしたらあなたはその時点で負けトレーダー確定です。
いかなる可能性も想定してあらかじめ対処できる状況を作ることができない人間は必ず相場で破滅しますのでどうかお気をつけください。
そして、最初の話に戻りますが、エントリーする前にあらかじめ勝利が確定した状況を作るために絶対外してはいけないポイントは
『どんな相場状況においても負けずに生き残る方法を選択する』ということです。
「負けない」なんて言うと消極的だと思われるかもしれませんが、あの世界的投資家であるジョージ・ソロス氏もこう言っていますね。
『まずは生き残れ。儲けるのはそれからだ。』と。
とにかく何が起こっても負けないこと、生き残ることが何よりも重要です。
自分もまず第一にそのことを意識してきたからこそ７年に渡り、安定的に獲得し続けることができているのです。
モンテカルロ事件で全員が一文無し
では、絶対的に負けを回避するためにすべきことは何でしょう？
まず意識すべきは「無意味な予想をやめる」ということです。
多くの方が、株価や、これから上昇する銘柄を予想していますが、自分から言わせればこれほど無駄なことはありません。
予想すると、思い込みのトレードになってしまうからです。
と言ってもなかなか納得してもらえないと思いますので、
「予想の弊害」を理解してもらうためにある事件を紹介いたします。
それは1913年8月13日にモナコ・モンテカルロのカジノで起こった事件です。
その日、カジノのルーレットで10回連続で黒が出ました。極めて珍しいことです。
そこでそれを見たカジノにいた客は赤に賭けました。「もうさすがに赤が出るだろう」と思うのが普通ですからね。
ところが・・・
また黒が出ました。
その次もまた黒、その次も黒・・・結局26回も連続で黒が出たのです。
そして27回目にようやく赤が出たのですが、その時には、場内にいた客全員が一文無しになっていたそうです。
確率論から言ってその前に何回黒が出ていようとも次に赤が出る確率も黒が出る確率もずっと50%です。当たり前のことですし、その場にいた全員が知っていたことでしょう。
しかし、この事件のように人間は周囲の情報に影響を受け、冷静さを失い、感情論や、経験則に従って行動してしまう生き物なのです。
「さすがにこうなったら、こうなるだろう」という何の根拠も無い予想を展開し、思い込みの行動を選択してしまうのです。
はっきり言ってこの行動を回避できる人間はほぼ皆無でしょう。
「いや、私なら回避できますよ」と思われるかもしれませんが、
「モンテカルロの現場にいたら23回目、24回目、黒に賭けることができた」と
自信を持って言えますか？
おそらくそんなことができる方は極めて稀でしょう。
そして、だからこそ予想に頼ったトレードは危険なのです。はっきり言って予想に頼った時点で相場で勝ち続けられる可能性は限りなくゼロに近くなります。
ポジションバランスが全て
では、予想に頼らないとしたら何に頼れば良いのでしょう？
自分が実際にトレードをする上で最も重視するポイントは「ポジションバランス」です。
具体的に言うと、トレードに使う全資金を5分割にし、信用取引の制度によって買いポジションと売りポジションの両方を持つようにするのですが、買いポジションと売りポジション、それぞれの数と取得価格に最大限の意識を向けます。
言い換えると買いポジション、売りポジションそれぞれのバランスを調整し、株価が上がっても下がっても利益が生まれる状況を作っているのです。
株価が上がれば買いポジションで利益を取り、株価が下がれば売りポジションで利益を取る、という状況を作れば絶対に負けませんよね。
ただし、ここで１つ忘れてはいけないポイントがあります。
それは「銘柄は必ず１つに絞る」ということです。
Aという銘柄で買いポジションを持ち、Bという銘柄で売りポジションを持ったとしても無意味です。
Aの株価が下落し、Bの株価が上昇して結局どのポジションも含み損になるなんてことはいくらでも起こり得ますからね。
話をまとめると、資金を5分割し、その資金を使って1銘柄の買いポジションと売りポジションを両方持つことで自分はどんな状況でも利益を得られる状態を作っているのです。
ロスカットはしなくて良い
ちなみにこの手法における、最大のメリットにお気づきでしょうか？
この手法最大のメリットは「ロスカットをしなくて良い」という点にあります。
当たり前ですよね。
株価が上がったら買いポジションで利益を取って下がったら売りポジションで利益を取れば良いのでロスカットは不要です。
ただ、ここで大半の方は1つ疑問を持つでしょう。
「例えば買いポジションを決済して利益確定した際に相場が一方方向に上昇したら売りポジションに対する含み損がどんどん溜まっていくのではないか？」
といったことを考えるかもしれませんが・・・もちろん心配不要です。
万が一不利な展開になったとしても最初に資金を5分割し、5つのポジションを持つことができるわけですからそれらのポジションをうまく活用して含み損を消していけば良いだけです。
含み損の消し方についてここで細かく説明することは字数の関係上できないので、本格的に手法を理解していただくことはなかなか難しいかもしれませんがぜひ考え方やポイントだけは抑えてあなたのトレードに役立ててください。
そしてもし、実際にこの手法を学びたいと思われるのであればぜひこちらの体験セミナーにご参加ください。
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それでは本日も最後までご覧くださいましてありがとうございます。
下山敬三
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