【四季報秋発売】今後中期的に株価上昇するのは○○確保できる企業か

秋になりました

こんにちは、下山です。

先週9月15日は株トレーダーにとって非常に重要な日でしたね。

「何の日か?」というと「会社四季報」の秋号発売日です。

自分があえてここで言わなくても発売日にしっかり購入してすでにご覧になった方も少なくないでしょう。

ただ、四季報をご覧になる際に、

「データが多すぎてどこを見て良いのか分からない」

とおっしゃる方もたくさんいらっしゃるはずです。分厚いしデータも多いしなかなか読む気にはなれないですよね。

そういった方は、データを絞って確認するのも1つの手ですね。

ではデータを絞って確認するとしたらどれを確認するべきでしょう?

四季報の中で特に重要なデータとして挙げられるのは「コメント欄」です。

「コメント欄」というのは、下記URLのサンプルにあるトヨタの例で言えば

【減益】総販売台数は~

で始まる170文字程度で書かれた箇所のことを言います。

→ https://store.toyokeizai.net/s/sub/skh80/img/01.pdf

 

では、なぜこのコメント欄が重要なのか?

というと、「四季報独自」のコメントだからです。

四季報記者が徹底的に1つの企業を調べ上げて書いているものであるからこそ、信憑性もあり、価値がある、ということです。

そして、多くのトレーダーはそういった認識で四季報のコメント欄を見ますので、参考にしているトレーダーも多く、結果的にそこに書かれていることが株価に影響を与えるということもよく起こります。

ですから、もし四季報を参考にしてトレードをしたいということであればまずはコメント欄から確認して参考にするのも良いのでは、と思います。

今後中期的に株価上昇するのは○○確保できる企業か

ちなみに、今回の秋号発売に伴い、四季報編集長の石川正樹氏が四季報秋号に関して解説するプロモーション動画がYouTubeにアップされていました。

せっかくなので、その解説を観てみたのですが、自分が気になったポイントを一部共有しておきます。

先ほど、「四季報独自」と言う言葉が出ましたが、

石川編集長によると、実は先週発売された四季報の秋号は年間4冊発売される四季報の中でも最も「独自予想」の多い号だそうです。

つまり、四季報が年間の中で最大の力を注いで出来上がった渾身の1冊だという見方もできるということですね。

そして秋号で公開されている企業全体の利益率は前号に比べて上昇しているとのことで、日本企業全体の業績は引き続き良い状況が続いているとの見方を示されていました。

また、自分が石川編集長が話す内容の中で特に気になったのは「今、注目すべき材料」です。

石川編集長はこのように話していました。

「IoTや人工知能、自動運転、EVなども

見ていただきたいが

個人的に注目していただきたいのは

“人手不足への対応”です。」

と。

IoTや人工知能などはもう散々言われている材料ですが、”人手不足への対応“は、少し意外な材料ですね。

「採用や人材確保といった言葉が非常に多く登場してきているため、今後中期的な成長を左右するポイントになるのではないか」

と話されていましたが、確かに言われてみれば非常に重要なポイントですよね。

「人工知能が人間の職を奪う」

なんて話も盛んにされていますが、それは目先の話ではなく、やはり中期的に見れば何をするにしても人材が必要です。優秀な人材が確保できなければ進みません。

特に今後日本の人口が減少することは明らかなわけで、ますます人材確保が難しくなることは目に見えています。もちろん、景気が一気に冷え込み失業率が高まれば状況が変わる可能性もありますが、当面の間は「人材」というキーワードが極めて重要な材料となり得る、と言えるでしょう。

ですからこれからあなたが銘柄を選ぶ際には「その企業がしっかりと優秀な人材を確保できるのか?」といったことを考慮する必要があるでしょう。

データ集めなんて時間の無駄です。

ただ・・・

ここで1つ疑問に思いませんか?

「その企業がどれだけ優秀な人材をしっかりと確保できるのか?といったことはどうしたら分かるの?」と。

これってかなり難しいですよね?

少なくとも自分はその企業が優秀な人材を確保できるかどうかを的確に判断できる自信はありません。

で、今回お伝えしたいことは

「やっぱり四季報とか見て色々データを確認してこれから株価が上昇する可能性のある銘柄を言い当てて利益を獲得することはとてつもなく難しいことだ」

ということです。

本当に覚悟を決めて四季報を読み込んでさらにその企業のことを調べて・・・なんてことをしていても必ずその銘柄から利益を得られる保証はないという世界です。

何時間、何十時間も分析に時間を費やしても損失が出た時の絶望と言ったら・・・想像もしたくないですよね。

もちろん、四季報が読みたいなら好きなだけ読めば良いと思います。でも、その企業に詳しくなる=株で稼げる、という考えは完全にアウトです。

時々、ものすごく四季報を読み込まれていて企業研究をかなりされていて、それを誇らしげに語る方もいらっしゃるのですが、どれだけ利益が出ているのかを聞くとモゴモゴとされて気まずい顔をされる方がいらっしゃいます。

それが現実なんですね。

人様の利益に対して難癖つけるつもりは一切ありませんが、1日に3分しかトレードしない自分の方が利益を出している自信があります。

ですから、この記事を読まれているあなたはどうかそのような頭でっかちな人にならないことを願います。

あなたが最終的に欲しいのは情報でもデータでもなく、
「いっぱいデータ知っててすごいね!」という賞賛の声でもなく、

利益ですよね?

だったら、

四季報を読み込む前にやるべきことがあります。

それは・・・株価が上がっても下がってもどんな状況でも利益を得られるように戦略を組むことです。

実際に自分は、「四季報」も「日経新聞」もロクに読みません。

パラパラと見ることくらいはありますが、書かれていることを元にトレードをすることはまずありません。

それでも7年負けなしです。

では、データ収集の代わりに自分は何をしているのか?

自分が集中して行っていることは、
「銘柄を1つに絞ってポジションバランスに神経を集中させて上がっても下がっても利益が得られる状況を作ること」です。

株価予想なんてしなくてもポジションバランスだけを徹底して行うことで利益を獲得しています。

あなたが真似をしてもしなくてもどちらでも良いのですが、今現在勝てていないのなら、少なくとも株価を予想することから解放されてみることを強くお勧めいたします。

それでは本日も最後までご覧くださいましてありがとうございます。

あなたが、余計な労力を使わずに、最短最速で利益を獲得されることを心から願っています。

下山敬三

PS:

株価が上がっても下がっても利益が出るポジションバランスの実例を一部こちらで紹介しています。

⇒ http://kabu-ac.com/naminori_seminar/

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