【EV関連】来期大幅増益&上昇見込み銘柄はこれだ!

車

車こんにちは、下山です。

最近「EV」という言葉を本当によく耳にします。

EVとは、Electric Vehicleの略で「電気自動車」のことですが、先週はNHKのクローズアップ現代でもEV特集がされていましたし、世界各国がEVに関する政策を出していることが盛んに報道されています。

フランス政府とイギリス政府がそれぞれ、「2040年までにガソリン車とディーゼル車の国内販売を禁止する」と宣言していますし、インド政府なんかは2030年までに国内販売車を全てEV化すると言っています。

たった13年後です。

タイ政府も、首都バンコクを中心に走行する三輪タクシーの「トゥクトゥク」を2022年までにEV化する、と宣言しています。

中国政府は、これまで自動車産業で遅れを取ってしまった状況を一気に逆転しようと政策を打ち出し、すでにEV大国として君臨しています。

日本国内でもトヨタとマツダの相互出資に関するニュースもありましたし、世界中がEV化の波に飲まれている雰囲気があります。

とはいえ、EVに対して懐疑的な意見もあります。

EVは過去に2度、ブームを迎えています。

しかし、いずれも自動車価格、走れる距離、充電できる環境が整っていなかった、といった点が原因でブームは終わりました。

ですから、「今回もどうせまたEVが結局一時的なブームに終わるのでは?」と見る人もいます。

ただし、技術革新によってバッテリー価格が下落したり、走れる距離が飛躍的に向上するなど、EVを取り巻く状況は変わってきています。

そして何よりも国が政策として「ガソリン車、ディーゼル車を禁止する」と言っている以上、EVが世界のスタンダードになる可能性は極めて高いものと思われます。

そうである以上、やはりEVは未来を語る上で無視できない分野であることは間違いありません。

そして時代の変わり目には必ず恩恵を受ける企業が現れます。

今までそれほど世の中に注目されていなかった企業の株価がEV関連の需要増が見込まれて上昇するケースが必ずあります。

特に日本の場合は、EVの部品製造において世界トップクラスの技術を持った企業があり、時流の恩恵を受ける可能性のある企業がたくさんあります。

そこで今回はEVを生産するためにはどういった部品が必要なのかということを簡単に紹介した上で、その部品を製造していて将来的に株価が上昇する可能性のある企業を四季報のデータを元に紹介いたします。

EVの仕組みを理解しよう

ガソリン車とEVとでは必要な部品が異なりますが、まずはどのような違いがあるのか紹介いたします。

日経新聞によると、EVにシフトすることで

  • パワー半導体
  • 駆動用モーター
  • リチウムイオン電池

などが必要になるとのこと。

と言っても専門用語で分かりにくいですよね・・・。

なので簡単に説明すると、最大の違いはエンジンとモーターです。

ご存知の通り、ガソリン車はエンジンによって動くわけですが、EVはモーターで動きます。

もちろんEVはガソリンではなく、電池が積まれ、その電池が充電されることで動きます。

電池とはリチウムイオン電池のことを指しますが、スマホ、パソコンなどにも使われているあの電池です。

ちなみにリチウムイオン電池は主に4つの部品から構成されています。

  • セパレーター
  • 正極材
  • 負極材
  • 電解液

こちらのイラストを見ればイメージが湧きやすいかもしれません。

http://www.toray-research.co.jp/taishou/automobile/aut_001.html

EVに関して具体的な仕組みまでは知る必要はないかと思いますが、「EV関連銘柄」を狙うのであればこういった部品が使われている、ということは最低限知っておかれると良いでしょう。

EV関連3銘柄をピックアップ

では、いよいよ本題です。

どういった銘柄がEV関連銘柄として今後上昇する可能性があるのでしょうか?

ありがたいことに「四季報にEV関連の記載があった銘柄」ということでこちらのページに64銘柄がまとめられていました。

→ https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/189543/2

こういったデータも参考にしながら今後業績が伸びる見込みのある企業を今回は3つほどピックアップしてみました。

まず1つめ。

田中化学研究所(4080)

こちらはリチウムイオン電池にも使われる「正極材」専業の企業です。

四季報の最新号を見ると欄外に「↑↑大幅増額」「^^^^大幅強気」とあります。

矢印は前号からの営業利益の修正率を意味し、ニコちゃんマークは会社側予想の営業利益と四季報予想を比較して乖離率の大きい場合に掲載されます。

つまり、田中化学研究所は営業利益が上振れし、会社側の予想を上回る利益が出る可能性がある、ということですね。

そして実際に、今期、来期ともに増収増益の予想が出されています。

参考までに四季報コメント欄には

「環境対応車用途の数量増勢」「今期中はまずニッケル水素向け、続いてリチウムイオン電池向けが需要増加に」

とありました。

ただし、「継続前提に重要事象」の記載があり、17年3月期は営業利益が大幅赤字だった、ということは一応意識しておいたほうが良いでしょう。

 

では2つめ。

日立化成(4271)

こちらは、もちろん日立グループですが、リチウム電池向け負極材で世界首位の企業です。日本が世界に誇る企業ですね。

四季報の矢印は「→前号並み」ですが、今期、来期ともに「増収増益」、さらに過去最高益を更新するとの予想が出ています。

コメント欄には「リチウムイオン電池用カーボン負極材増勢」とあります。

 

3つめです。

ダブルスコープ(6619)

こちらはリチウムイオン電池のセパレーター専業メーカーです。

残念ながらこちらの企業は今期、大幅減益が予想されています。

コメント欄には、

「中国EV向け停滞」「新規顧客向け試作品作成負担が想定超え粗利悪化」

「人件費や償却増も重く営業益半減」とあります。

しかし、来期は増収増益が見込まれているということで紹介させてもらいました。

ただしタイミングを誤るな!

EV関連で目についた企業を3つほど紹介させてもらいました。参考にしていただければと思います。

ただし・・・単純に紹介した企業を買えば利益が出るほど相場の世界が甘くないことは、多くの方がご存知だと思います。

確かにお伝えしたようなEV関連の企業は今後株価が上昇する可能性があると思われますが、上昇するにしてもそれがいつになるのかは分かりません。

100%正しいエントリータイミングを予想できる人間はこの世に誰もいません。

例えば「底値だ」と考えて買ったらさらに大幅下落して強制ロスカットに引っかかり、ポジションを失った後に上昇し始めた、なんて最悪のシナリオも考えられます。

ですから、エントリー後に大幅下落することもあらかじめ考えて、対策を講じておくことが重要です。

では、具体的にどのような対策が必要でしょうか?

絶対外してはいけないポイントを1つ挙げるとすれは「資金管理」です。

大幅に下落しても大丈夫なように余裕を持ってポジションを持つことは絶対に必要です。

「今EVがきている!」と思って欲を出して一気に稼ごうとされる方は必ずいずれ相場から退場させられますので十分にお気をつけください。

ちなみに自分の場合は仮に相場が反転しても利益を得られる仕組みを構築してトレードをしています。

ですから、ロスカットは基本的にしませんし、相場の動きに一喜一憂することもありませんしチャートを逐一チェックすることもありません。

のんびり待っていれば利益になっている、という感じでトレードをし、7年間利益を出し続けています。

まあ自分のようにトレードしてくださいと言うつもりはありませんが、とにかく、「今が勝負所!!」なんて思い込まずにトレードされることをお勧めいたします。

それでは本日も最後までご覧くださいましてありがとうございます。

 

下山敬三

追伸:

実は株アカデミーでは毎年約30の推奨銘柄を会員様に公開しているのですが、その中にもEV関連銘柄があります。

ただし、株アカデミーでは仮にその銘柄の株価が上昇しなくても利益が取れるように特別な手法をお伝えしています。

ルールに従いさえすれば損失を被る可能性を限りなくゼロに近づけた状態で安定的に利益を獲得していただける手法です。

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