【日経225】21年ぶり高水準!買いそびれたあなたへ

この一手が定石になる

こんにちは、下山です。

ちょうど1週間前の13日、日経平均株価は2万1211円にまで上昇しました。

1996年11月28日以来、約21年ぶりの水準です。

21年ぶりですからね。自分達は今、歴史に刻まれる特別な瞬間に立ち合っていると言えるでしょう。

では、こういった状況においてトレーダーとして選ぶべき正しい行動とは・・・

買いか?売りか?

本日はまずはじめに”本物のプロ”ならどのような行動を選択するのか?という視点でお話させてもらいます。

今、プロなら日経225を買うのか?売るのか?

アメリカの投資家であり、伝説的なファンドマネージャーと呼ばれる

ジョン・テンプルトン氏はこのような言葉を残しています。

みんなが落胆して売っているときに買い、

みんなが有頂天で買っているときに売るには最高の勇気がいるが、

それが最高の利益につながる。

 

つまり、「過熱感が加速してきたら売りなさい」ということです。

確かに、ちょうど21年前、日経平均株価が今と同じ水準にあった1996年には、明らかに「過熱感」があり、その後相場は大幅に下落しています。

1997年:アジア通貨危機、2000年:ITバブル崩壊、これらを経て、日経平均株価は2003年4月には7607円まで下落。

約7年間で半値以下に下落です。

この経緯を見ると、ジョン・テンプルトン氏の「高揚感=下落」という言葉が間違いとは言えませんね。

では日経平均株価が21年来の高値を更新している今は過熱感に満ち溢れているでしょうか?

はっきり言って「過熱感」はあまり無いように感じられます。

株価上昇への「期待感」はあっても「過熱感」はそこまで無い、と感じられている方が実際に多いのではないでしょうか。

確かに企業業績は好転し、上場企業の18年3月期の業績は過去最高を更新する見込み、とも言われています。

しかし、給料が上がっているわけでもなく、暮らしが豊かになっている実感を持っている方も少ないでしょう。

むしろ経済に対する不安を抱えている方が多いのが現状であり、相場全体のムードにも過熱感があまり感じられません。

ジョン・テンプルトン氏の言葉に従うのであれば「売るのは時期尚早」と言えるかもしれません。

じゃあ買うべきか?

先週13日時点で日経225オプションのコールに関するデータを見ると22,000円以上の出来高が膨らんでいる状況にありましたので、市場はさらなる上値を想定しているように見受けられますが・・・どうでしょう。

NYダウが新高根更新を続けているように日経平均株価も上がり続けるという確証は一切ありません。

高音掴みになる可能性も十分にありますのでこの高値圏で買うのは、得策とは言えません。

ですから、結論としては「待つ」のが定石と言えます。

「極めて高い確率で利益が出せる」と確信を持てるタイミングが来るまでは待機して様子を見るべきです。

ちなみにウォーレンバフェット氏はこう言っています。

株式投資の極意は、

良い銘柄を良いタイミングで買い、

良い会社である限り持ち続けること

 

他に「休むも相場」という格言もありますが、

今のように、はっきりとチャンスとは言い難い相場状況においては次の展開、方向感がはっきりと見えてくるまで何もしないのが本物のプロです。

金銭的余裕が無いあなたへ

ただし・・・、これはあくまでプロの戦略です。

冒頭で「”本物のプロ”ならどのような行動を選択するのかということをお伝えします」とお話した通り、これはバフェット氏のように潤沢な資金を持っていて、何年でも資金を投資に回して待っていられるほどの大富豪であり、いつ買えば良いのか最高のタイミングが分かる人間だからこそ選択できる戦略です。

「とにかく少しでも早く資金が欲しいんです!」と考えてらっしゃる一般トレーダーの方にとっては有効な戦略ではありません。

特に、老後の不安があり、「退職金を使って少しでも早く資産を増やしたい」と思っている方にとって悠長に待っていられる余裕は無いでしょう。

そこで、「何年も悠長に待っていられない!とにかく一刻も早く将来の不安をなくしたい!」と思っているあなたにどのような局面においても安定的に利益を獲得し続けられる「波乗り投資法」の一部を改めて解説します。

自分が実際に7年間資産を増やし続けている手法ですが、どれだけ相場が上昇しようと、下落しようと安定的に利益を獲得しています。

前回もこの手法について解説しましたが本日は「ロスカット」をメインテーマにしてまた違った角度からお伝えします。

とにかく最初にロスカットを諦めなさい

まず始めに理解してもらいたいことがあります。

それはあなた自身の性質についてです。

あなたはきっと「誰よりも自分のことは理解している」と思っているでしょう。

しかし、それは勘違いです。

「自分がどういう人間なのか?」ということを客観的に理解することは実は人間にとって一番難しいことです。

では、あなたがあなた自身のことを理解するために1つ質問に答えてもらいます。

例えばあなたが車を買い換えるとしましょう。

今まで乗っていた車を下取りに出して新車を賈うとします。

Aというディーラーに行くとあなたの車を55万円で下取りして新車を120万円で販売すると言います。

Bというディーラーに行くとあなたの車を65万円で下取りして新車を130万円で販売すると言います。

最終的にあなたが支払う金額は65万円でどちらを選択しても同じですが、あなたはどちらのディーラーを選びますか?

実はこちらの質問、大多数の方がBを選ぶという結果が出ています。なぜだか分かりますか?

自分が大切にしていた車を少しでも高く買ってもらいたいという心理が働くからです。心理学的にはこれを「授かり効果」と言います。

つまり自分の所有物により高い価値を見出そうとする心理的傾向です。きっとあなたにも思い当たる節がありますよね?

そして、この心理傾向はトレードにおいても働きます。

トレーダーは、

「自分が持ったポジションは素晴らしいポジションだ」と思いたいのです。

「最高のタイミングで手に入れた利益を生み出してくれるポジションだ」と。

だからこそ、利益が生まれていない限りトレーダーは簡単にポジションを手放せないのです。

ロスカットがなかなかできないということですね。

そして、これは間違いなくあなたも持っている心理傾向であって、しかも本能のようなものですから、そう簡単に回避できるものではありません。

ですからあなたはロスカットに頼ったトレードをするべきではありません。

よっぽど感情をコントロールする訓練ができていなければロスカットをし続けることはまあ不可能です。

もしあなたが相場で勝ち続けたいのならまずはあなたの心理的傾向を認め、ロスカットをするトレードを諦めることから始めてください。

ロスカットに頼らず利益を出す方法

でもロスカットをせずにどうやって利益を出すのか?

もう何度もお伝えしていますが、含み損を消せば良いのです。

どういうことか?

自分の場合、最初に資金を5つに分割し複数のポジションを持てる状態にしておきます。そして、あるポジションで含み損が出ても他のポジションでそれ以上の利益を出すようにして、決済時に、トータルで利益が生まれるようにします。

損失だけが生まれるような決済は基本的にしない、という事です。

もし含み損があまりにも大きいならば2つ、3つのポジションで含み損以上の含み益を出して、トータルで決済すれば良いだけです。

いかがでしょう?

この方法なら、例え含み損を決済するにしても精神的に苦痛を味わうことはありませんよね?

もちろんポジションの持ち方にはテクニックがあります。できる限り含み損を最小化し、含み益を最大化するための戦略があります。

また、「信用取引によって買いポジションと売りポジションを持ち、買いポジション、売りポジションどちらかを5つ持つことは禁止する」という重要なルールがあります。

銘柄も重要です。

銘柄選定を間違得れば、この手法は破綻します。

例えば一方方向に上昇したり、下落しやすいゲーム会社などの銘柄はこの手法には不向きです。

このようにいくつかルールとポイントがありますが、ルールとポイントさえ守っていれば基本的に1ポジション単体のロスカットは不要ですし、含み損が出たとしても損失は一切出なくなります。

損失が無いわけですから利益をどれだけ増やせるか、それだけに集中すれば良いのです。

ここで気になるのが銘柄だと思いますが、どのような銘柄を選べば良いのか、その銘柄選定については次回また詳しくお伝えしますのでご期待ください。

とにかく、ロスカットに頼ったトレードをしていたら勝てない、ということは忘れないでください。

本日も最後までご覧くださいましてありがとうございます。

下山敬三

PS:

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