バフェット氏・FRB元議長が予言する過剰な未来相場

こんにちは、下山です。

ご存知の通り、「日経平均株価」と「ドル円相場」やアメリカの「ダウ平均」には相関関係があります。

もちろん、完全に相関係数が見られるわけではありませんが、ドル円相場、ダウ平均が上昇すればそれにつられて日経平均株価も上昇する傾向があります。

ですから、日本株でトレードする際、ドル円相場やダウ平均などの推移にも意識を向けておくことは、無駄にならないと言えます。では、今後ドル円相場やダウ平均はどのように動く可能性があるのでしょうか?

まずは、世界No.1投資家のウォーレン・バフェット氏、FRB元議長のグリーンスパン氏の見解を共有しておきます。

ダウ平均は100年後に100万ドル超え

先日、ウォールストリートに、このような記事が掲載されていました。

“バフェット氏「ダウ平均は100年後に100万ドル超え」”という記事です。

→ http://jp.wsj.com/articles/SB11519677395972863784204583405751691210588

現在の水準がだいたい22,000ドルですから、今ダウを買っておけば100年後には約50倍になっている、ということです。

「いやいや、100万ドルなんて・・・」

と思われるかもしれませんし、突拍子も無い意見に聞こえるかもしれませんが、実は過去のダウ平均推移を見れば机上の空論ではないことが分かります。

実際、その記事には”ダウ平均が2117年9月に100万ドルに到達するには、年3.9%のペースで上昇すればよいことになる。今月19日までの100年間、ダウ平均は年5.8%のペースで上昇してきた。“と記述があります。

この数字を聞けばあながちあり得ない話ではない、ということが理解できるはずです。まあ、そもそもあのバフェット氏が一切根拠が無いようなことを言うわけがありませんしね。

債券市場のバブル崩壊

ではもう1つ、FRB元議長のグリーンスパン氏の予言についても共有しておきます。

サンデー毎日」という雑誌にモルガン銀行東京支店長などを務め、伝説のトレーダーとも言われた藤巻健史氏のコラムが掲載されていることをご存知でしょうか?そして、先週発売された「サンデー毎日」に掲載されたそちらのコラムには、藤巻氏がグリーンスパン氏の警告について記述されていました。

内容を一言で説明すると”「債券市場でバブルが起こっており、それが破裂した場合最悪の事態が起こる」ということをグリーンスパン氏が警告している。みんな耳を傾けたほうが良いのでは?”というものです。

コラムでは、

「ダウが新高値更新を続けていて、バブルを懸念する声もあるが、株よりも債券市場のバブル崩壊を懸念すべきであり、市場は債券市場のバブルを織り込んでいない」

ということを伝えています。

では、グリースパン氏が予言するように債券市場のバブルが崩壊するような事態に陥った場合、どのようなことが起こると想定されるのでしょう?

まず、抑えるべきポイントは米国の債券価格と米国債の長期金利は逆に動く関係にある、という点です。

つまり、「債券価格が暴落すれば、長期金利が暴騰する」ということです。

そして、ドル円相場は米国の長期金利の影響を受けて推移する傾向にありますので、仮に長期金利が暴騰すれば、ドルが一気に買われてドル円相場も暴騰することが想定されます。

つまり、コラムの内容をまとめると、

グリースパンFRB元議長が債券市場のバブルを予言しているのだからドル円の暴騰に注意しておいたほうが良いのでは?

ということです。

権威を過信するな!

さて、バフェット氏、グリースパン氏という投資の世界において世界的な影響力を持つ2人の予言をお伝えしましたが、いずれも日経平均株価にとって追い風となる予言でした。

あなたが日本株でトレードされているのなら、1つの情報として頭の片隅に入れておかれておかれると良いでしょう。

ただし、1つ気をつけなければいけないことがあります。

それは、「権威を過信するな」ということです。

人は権威に弱い生き物です。

今回もバフェット氏や、グリーンスパン氏という世界的に権威を持つ2人の意見を紹介させてもらいましたが、多くの方はそれほど疑うことなく彼らの意見を受け入れたのではないでしょうか?

だとしたら、気をつけてください。

権威や肩書きがある人間が言っていることだから、という理由だけで意見を丸々受け入れてしまうと必ずどこかで痛い目を見ます。

 

そういえば、先日、「四季報」がらみでこんな事件がありました。

→ https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/189804

簡単に説明すると、9月20日水曜日の深夜、四季報サイドが「会社四季報オンライン」にて、明豊エンタープライズ社(8927)に関して、19年7月期の業績予想を掲載したものの、社内で予想の妥当性に欠けると判断し、翌日9月21日の午前にいったんそれを削除、そして午後に改めて再掲載した、ということです。

純利益をおよそ半分に修正してしまいました。

そして、その四季報のデータ修正に伴い明豊エンタープライズ社の株価は乱高下。

中には高値の買いを持ってしまった人もいるようです。

「四季報が言っていることだからまあ間違い無いだろう」

と疑うことなく信じてしまう方は多いはずですが、四季報だからと言って必ずしも信頼できるデータを提供しているとは限らないということですね。

権威を安易に信じてはいけない」ということを感じていただけるでしょう。

自分の考えを信じ、トレードしなさい

そして、今回もっともお伝えしたかったことは、

権威に売買判断を委ねることなくあくまで自分の考えを信じ、トレードしてください

ということです。

ちなみに上で紹介した四季報の件では、

「高値の買いを持ってしまったじゃないか!どうしてくれるんだ!!」

というコメントも見かけましたが、文句を言ったところで四季報が損失を保障してくれるわけではありませんし、四季報を恨んでも苦しいだけです。

トレードはあくまで自己責任です。

誰かに強制されて売買するものではなく、勝っても負けても自分の責任です。この気持ちを持っていなければいつまでたっても自分以外の誰かに判断を委ねた他人任せのトレードをし続けることになり、本当の意味で勝てる日が絶対に訪れなくなってしまいます。

ですからどれだけ地位や肩書きが素晴らしい方の言葉であったとしてもあくまで参考程度に聞いて最終的な判断はあなた自身が行うようにしてください。

ただ、そうは言ってもいつどのようなタイミングでどれだけのポジションを保有するか、ということを判断することは容易ではありません。

そこで、もしあなたが今、自分で判断できるような状態にないのであれば自分自身で判断する方法をこちらの体験セミナーでお伝えしていますのでぜひ参加されてみてください。

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それでは本日も最後までご覧くださいましてありがとうございます。

 

下山敬三

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