北9日核実験?報道に囚われず建玉比率から市場心理を読む方法

こんにちは、下山です。

ご存知かと思いますが、9月9日は北朝鮮の建国記念日です。

核実験を行うなどの噂もありますが、いずれにしても北朝鮮の動向に対して相場が敏感に反応する可能性がありますので、気をつけておかれた方が良いでしょう。

普段から無茶なトレードはすべきではありませんが、特に今はロット数をむやみに増やすような無謀なトレードは避けられた方が良いですね。

また、先月アメリカでハリケーンのハービーが甚大な被害をもたらしました。

8月25日、テキサス州南部に上陸したハリケーン・ハービーは、56年ぶりの規模だそうで、5日連続で雨が降り続き、総雨量は1,318ミリに達したとのこと。

また、二次災害として日本でも話題になったヒアリの巣が水上に浮かんでいたり、雨で流された蛇が目撃されているようです。

アメリカの気象予想会社アキュウェザーによると、ハリケーンの被害総額は1,900億ドルを上回る可能性もあるようです。日本円に換算すると約20兆円ですから、いかに被害が甚大か、ということが分かります。

ただ、一方でこのハリケーンによって被害を受けた方を救済することが優先され、「アメリカ政府機関閉鎖」の懸念が和らいでいます。

どういうことか?

ご存知の通り、トランプ大統領はメキシコとの国境に壁を作るための建設費用をメキシコ側に負担するよう要求していましたが、メキシコは拒否していますよね。

そこでトランプ大統領はいったんアメリカの予算から拠出して後でメキシコから回収する方法を模索しているわけですが、議会がその予算案に合意できないか、もしくは建設費用抜きの予算案になりトランプ大統領がそれを拒否する可能性が指摘されており、仮にどちらかのケースが実現すれば政府機関が閉鎖されることになります。

もちろん政府機関が閉鎖されるような事態になれば・・・

マーケットの混乱は必至なわけですが、今回のハリケーンがその混乱を収束させることに一役買いそうな雰囲気があるのです。

予算に

・被害者救済費用

・米国債務上限引き上げ

・短期の暫定予算

をまとめてしまうことでトランプ大統領に拒否権を発動させないようにする、ということです。

仮にこの予算法案に対してトランプ大統領がNOを突きつけてしまうと被害者の救出ができなくなってしまうのでさすがのトランプ大統領も拒否権を発動できないだろう、という意味ですね。

いずれにしても今後アメリカの予算法案がどのような形で着地するのか、こちらも意識しておくべきでしょう。

ニュースを知ることよりも重要なこと

ただし、実は、トレードをする上でニュースそのものは重要ではありません

どういったニュースが流れたとしてもその結果相場がどのように動くのか、ということを予測することは不可能だからです。

例えば、アメリカ政府が閉鎖されなかったとしてもそれで必ずドルが買われるわけではありませんよね。

相場の世界は、ポジティブなニュースが流れれば買われて、ネガティブなニュースが流れれば売られる、という単純な世界ではありません。

では、何が重要なのか?

ニュースそのものよりも重要なことは、マーケットのトレーダーがその時にどのようなポジションを持っているのか、ということ、そしてそのニュースに対してマーケットがどのように反応するのか、ということを考えることです。

「でもトレーダーがその時にどのようなポジションを持っているのか、そんなこと、なかなか分からないでしょ。」

と思われるかもしれませんが、他のトレーダーのポジション状況を知るために、「くりっく365」や「くりっく株365」の売買比率のデータを活用する、という方法があります。

例えば先週末のくりっく365でドル円相場に関する売買比率を確認したところ、相場が1ドル=110円台半ばから反転するとともに買い比率が下がっていることが見て取れましたが、このことから、

「1ドル=111円以上には上昇しないのではないか」

と考えているトレーダーが多い、といったことが考えられました。

また、くりっく株365の日経225証拠金取引の売買比率を確認すると、19,600~19,700円あたりの水準で買い比率が下落している様子が見て取れましたが、

このことから、日経225は20,000円を上抜けて一気に上昇することは考えづらい、といったことが想定されました。

もちろんくりっく365やくりっく株365の売買比率データには店頭取引などのデータは含まれておりませんのでマーケット全体の状況を反映しているわけではありませんし、100%その推測が当たっているという保証はありませんが、

しかし、それでもトレーダーのポジションがどのような状態にあるのか上記のようにその傾向を掴むための参考にはなります。

ですから、ニュースの結果そのものに目を向けるのではなく、そのニュースが流れた際に、トレーダーはどのようなポジションを保有していてどのような心理状態でトレードをしているのか、といったことを考えられると良いでしょう。

両建てで一体どうやって利益が出るのか

でも・・・、1つ問題があります。

こういったことが自然にできるようになり、さらに利益にも繋げられる方はそう多くありません。

また、売買比率のデータはあくまで過去のデータであり、トレーダーの未来の心理を表しているわけではありませんから、そこから未来の相場を想定するためにはそれ相応の経験値と勘、そしてセンスも必要です。

だからこそ、あなたが生計を立てられるくらいの利益をトレードで獲得したいと本気で思うのなら今お伝えしたようなニュースや売買比率のデータはあくまで参考程度にしておいてそれに縛られずにトレードすべきです。

言い換えれば、

相場が上昇しようが下落しようが、とにかく利益が出るようなトレードをされてください

ということです。

実際、自分はその信念を守り、いつもお伝えしているように、買いポジションと売りポジションを両方持つことで相場がどう動いても損をせず、必ず利益が生まれることを徹底的に追及してトレードをしています。

もちろん、

「あなたも真似をして両建てしなさい」

なんてことを言うつもりはありません。

あなたがどんなトレードをするか、ということはあなた次第です。

しかし、自分自身、7年以上にわたり利益を出しているのは事実ですし、こちらのページをご覧いただければ分かるように、

→ http://kabu-ac.com/voice/

その手法を使って利益を出している方が続々と誕生しています。

ですから、あなたのトレード人生を変えるほどの価値があると断言できます。

両建てで一体どうやって利益が出るのか気になる方はぜひ体験セミナーにお越しください。

⇒ http://kabu-ac.com/naminori_seminar/

その秘密を全て明かします。

それでは本日も最後までご覧くださいましてありがとうございます。

下山敬三

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